通りがかった公園で、銀のスプーンではなく、
キュウリを手にいたしました。
今日は、キュウリが好きだった母の命日。
新婚時代、父から“キュウリが好きだなんて、キリギリスみたいだ”というようなことを言われたらしく、キュウリをみると毎回嬉しそうにその話しでした。
女子がキリギリスと称されて喜ぶなんて、どれだけ父のことが好きだったんだとほほえましく思い出します。
あと10年で、私は母と同い年になる。
月日は、ほんとうにさらさらと流れ落ちていきます。
時は私の後ろを駆けていくから、気づかなかったみたいです。