私の母は、いつか「おでん屋」さんか「喫茶店」がやりたいと言っていました。
特に、喫茶店のほうは、理想的なお店の話しをしたことがあります。
扉をあけるたびに、カランコローンと音がするような入り口。
ウッディで、壁の棚一面にコーヒーカップが並んでいるような内装。
昭和の頃にはよく見かけた(そういうところが喫茶店だと思っていました)つくりです。
今日は、母が喜びそうな喫茶店にめぐりあいました。
初めて行った街だったのに、お店の扉を開けると、昔から知っていたような感じ。
メニューには、ちゃんと奧井家の定番「マンデリン」があって嬉しかったなあ。
そして、とっても、おいしかった。
もちろん、カウンター越しの壁には、コーヒーカップがたくさん並んでいました。
常々、この世を去った人たちの暮らす街がどこかにあるんじゃないかと思っているのだけど、入り口は喫茶店風だったりするんじゃないのかしら。